【退職交渉を難航させない】4つのステップ(有休消化も確保)

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内定取った方、おめでとうございます。次は退職交渉ですね。会社からすれば辞める社員は裏切り者なので、上手に進めないとトラブります。嫌な気分を残したまま次の仕事をしたくないですよね。計画的に、円満退社を目指しましょう。また、有休消化という長期休暇をとれる数少ないタイミングなので、上手くゲットしましょう。

本記事でわかること
  • 退職交渉を難航させないための4ステップ
  • 有休消化ゲットするためにやること

退職交渉とは?

以下の3点を決めるために会社と交渉することです。

  • 退職日
  • 最終出社日
  • 引継ぎ計画

3つ決まれば、あとはやるだけです。

退職交渉が難しい理由

チーム運営を円滑にしたい上司、チームを外れたい退職者、お互いのやりたいことが合わないのに、お互いに納得しないといけません。これが難しいところです。

上司はチーム運営のためにいろんなことを考えています。退職者が出るとチーム運営に支障をきたしますから、対策しないといけません。例えば、以下です。

  • 人が減れば、補充しないといけません。新たに来た人に教える手間が発生します。
  • 上司のもとには、次々に仕事がきます。人が減る中で、それらを誰に割り当て、どうチーム運営していくか考える必要がある。
  • 部下の教育は上司の仕事です。誰を出世させようかと常々考えています。出世予定の人が退職すれば、教育実績が一つ消えます。

退職交渉ではこれを乗り越えてくれと言わなくてはいけません(実際に言わなくてもいいのですが、その現実を突きつけることになります)。当然、上司は困りますよね。困るけど受け入れてもらわないといけません。具体的はステップは後述します。

【退職交渉を難航させない】4つのステップ(有休消化も確保)

前提

退職は決定事項です。

退職の意向を伝えたということは、意志は固いですよね?では、引き留めされても迷った態度をとってはいけません。断固として退職する意志を貫いてください。そうでないと無駄に時間がかかります。

ステップ1:直属の上司と1対1で話す場を設ける

まず、直属の上司と話す環境を整えます。個人的な大事な話なので、必ず、他の人に聞かれない場所を設けます。上司に声をかける際は「個人的な相談があるのですが」と言えばいいでしょう。

上司が捕まらない場合、忙しそうな場合は時間から決めるといいです。言い方は「個人的な相談があるのですが、時間調整させてもらえないでしょうか」など。

簡単なようですけど、ここがかなり難しいです。心理的に。お世話になっている上司に辞めるというのですから・・・。私はなかなか言い出せなくて、退職を決意してから数日間、もじもじしました。

うまく言い出すためのコツは別記事にしています。

https://beple.info/2020/09/22/%e3%80%90%e4%b8%8d%e6%80%9d%e8%ad%b0%e3%80%91%e3%80%8c%e4%bb%95%e4%ba%8b%e8%be%9e%e3%82%81%e3%81%9f%e3%81%84%e3%80%8d%e3%82%92%e8%a8%80%e3%81%84%e5%87%ba%e3%81%9b%e3%81%aa%e3%81%84/

ステップ2:退職理由を上司に納得してもらう

まず、退職理由を話し、納得してもらいましょう。これがないと、具体的な話ができません。仕事でもそうですよね?やる理由のない仕事はしませんよね?そういうことです。

ここで注意点があります。

注意点
  • 会社批判は言わない
  • 転職先の名前は言わない

上司は引き留めを考えているかもしれません。退職理由の言い方によっては、面倒なことになります。例えば、「給料が安い」と言ったとします。「じゃあ上げてやるよ」と言われたら残りますか?そんなことないですよね。どうせ大して上がらないでしょうし。反論の余地がある説明には気を付けましょう。

よくあるのが身内の介護や健康上の問題ですね。これは会社が介入する余地はありません。

私は転職先の志望動機を話しました。志望動機には、今の会社にいてはできない仕事について説明していましたので、そのまま使えました。

退職理由を受け取ってもらえたら次に進もう。

ステップ3:退職日、最終出社日を決める

事前に退職者は退職日を決めておきます。条件は3つあります。

  • 転職先の要望
  • 社規則上、退職日までに必要な日数
  • 有休消化のための日数

これを基に退職日を決め、上司に伝えましょう。

転職先の要望は「できるだけ早く」が多いのではないでしょうか。この場合、退職者は引き継ぎ期間を最低限にして、上司と交渉しましょう。

社規則上、退職日までに必要な日数は退職の告知から2週間や1か月が普通でしょうか。引継ぎなんて1か月以上引き延ばしたってしょうがないので、いいところですね。仮に1か月間を引き継ぎに使うとしたら、1か月後が最終出社日になります。そこから有給消化日数を足して退職日を決めます。

退職日を決めたら、メールなどで証拠を残しましょう。悪どい会社や上司だと揉めますから。ホントに。

有休消化をとるためのコツ(→必要な理由を示す)

今の会社にとっても、転職先の会社にとっても有休消化は無駄なものです。基本的に休まず働かせたいですから。そのため、有休消化中に何をするのか?と聞かれたときの答えは用意しておこう。「遊びたい」と言ったらどうなるでしょうか?良くは思われないですよね。変にトラブルの元になるだけです。あくまで、必要な理由を示そう。

今の会社に対しては、「引っ越し準備のため」「お世話になった人へのあいさつ回りのため」「次の仕事の勉強のため」などがいいかもしれませんね。

転職先に対しては「引継ぎのため」が無難です。

経験談
  • 私は旅行に行きたいと言ってしまい、失敗しました。引継ぎを延ばしに延ばされ、有休消化期間を減らしてしまいました。最終的には、「明日から出社しません」と一方的に上司に伝え、引き継ぎを終えさせてもらいました。別に悪いことしたとは思いません。予め決めた期間の引継ぎは行ってきたのですから。ホントに嫌な思いをしました。
  • 引継ぎは必要なものだと思ってやるのですが、正直なところ、退職者にとっては何のメリットもないです。引継ぎが大変なのは理解しつつも、強い意志で期日を決定しないとイヤな思いをします。退職者になんのメリットのないです。

そもそも有休は労働者の権利なのに、主張したら嫌がられるのは変ですよね。変ですが、権利を主張してばかりでは回らないのが会社です。世の中です。なので、基本的にはお互いの合意の上で退職を進めるのが一番スムーズです。

有休消化含めた日程が決まったら、次は引き継ぎ計画です。

ステップ4:引継ぎ計画を決める

最終出社日までにやることを決めます。

ここが一番大変かもしれないですね。引継ぎしたことある人ならわかると思いますが、どう頑張っても100%の引継ぎはできないです。なので、コツは最終出社日は絶対にずらさないということを、引き継がれる人、上司と話しておくことです。まず期日を決める。仕事はそれまでに終える。引継ぎに限らず、仕事の基本ですよね。

あとは個々の業務に沿って引き継ぎします。

引継ぎ完了の基準は「業務の背景と現状を引き継がれる人に理解してもらう」でいいかなと思います。なぜなら、次にやることが自然と見えてくるからです。

引継ぎ計画を決めたらあとはこなすだけです。

まとめ

【退職交渉を難航させない】4つのステップ
  • 前提:退職は決定事項だという姿勢で臨む
  • ステップ1:直属の上司と1対1で話す場を設ける
  • ステップ2:退職理由を上司に納得してもらう
  • ステップ3:退職日、最終出社日を決める
  • ステップ4:引継ぎ計画を決める
有休消化ゲットするために必要なこと
  • 有休消化が必要な理由を説明しておく。今の会社に対しては、「引っ越し準備のため」「お世話になった人へのあいさつ回りのため」「次の仕事の勉強のため」など。転職先に対しては「引継ぎのため」など。

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