内定取った方、おめでとうございます。次は退職交渉ですね。会社からすれば辞める社員は裏切り者なので、上手に進めないとトラブります。嫌な気分を残したまま次の仕事をしたくないですよね。計画的に、円満退社を目指しましょう。また、有休消化という長期休暇をとれる数少ないタイミングなので、上手くゲットしましょう。
退職交渉とは?
以下の3点を決めるために会社と交渉することです。
3つ決まれば、あとはやるだけです。
退職交渉が難しい理由
チーム運営を円滑にしたい上司、チームを外れたい退職者、お互いのやりたいことが合わないのに、お互いに納得しないといけません。これが難しいところです。
上司はチーム運営のためにいろんなことを考えています。退職者が出るとチーム運営に支障をきたしますから、対策しないといけません。例えば、以下です。
- 人が減れば、補充しないといけません。新たに来た人に教える手間が発生します。
- 上司のもとには、次々に仕事がきます。人が減る中で、それらを誰に割り当て、どうチーム運営していくか考える必要がある。
- 部下の教育は上司の仕事です。誰を出世させようかと常々考えています。出世予定の人が退職すれば、教育実績が一つ消えます。
退職交渉ではこれを乗り越えてくれと言わなくてはいけません(実際に言わなくてもいいのですが、その現実を突きつけることになります)。当然、上司は困りますよね。困るけど受け入れてもらわないといけません。具体的はステップは後述します。
【退職交渉を難航させない】4つのステップ(有休消化も確保)
前提
退職は決定事項です。
退職の意向を伝えたということは、意志は固いですよね?では、引き留めされても迷った態度をとってはいけません。断固として退職する意志を貫いてください。そうでないと無駄に時間がかかります。
ステップ1:直属の上司と1対1で話す場を設ける
まず、直属の上司と話す環境を整えます。個人的な大事な話なので、必ず、他の人に聞かれない場所を設けます。上司に声をかける際は「個人的な相談があるのですが」と言えばいいでしょう。
上司が捕まらない場合、忙しそうな場合は時間から決めるといいです。言い方は「個人的な相談があるのですが、時間調整させてもらえないでしょうか」など。
簡単なようですけど、ここがかなり難しいです。心理的に。お世話になっている上司に辞めるというのですから・・・。私はなかなか言い出せなくて、退職を決意してから数日間、もじもじしました。
うまく言い出すためのコツは別記事にしています。
ステップ2:退職理由を上司に納得してもらう
まず、退職理由を話し、納得してもらいましょう。これがないと、具体的な話ができません。仕事でもそうですよね?やる理由のない仕事はしませんよね?そういうことです。
ここで注意点があります。
上司は引き留めを考えているかもしれません。退職理由の言い方によっては、面倒なことになります。例えば、「給料が安い」と言ったとします。「じゃあ上げてやるよ」と言われたら残りますか?そんなことないですよね。どうせ大して上がらないでしょうし。反論の余地がある説明には気を付けましょう。
よくあるのが身内の介護や健康上の問題ですね。これは会社が介入する余地はありません。
私は転職先の志望動機を話しました。志望動機には、今の会社にいてはできない仕事について説明していましたので、そのまま使えました。
退職理由を受け取ってもらえたら次に進もう。
ステップ3:退職日、最終出社日を決める
事前に退職者は退職日を決めておきます。条件は3つあります。
これを基に退職日を決め、上司に伝えましょう。
転職先の要望は「できるだけ早く」が多いのではないでしょうか。この場合、退職者は引き継ぎ期間を最低限にして、上司と交渉しましょう。
社規則上、退職日までに必要な日数は退職の告知から2週間や1か月が普通でしょうか。引継ぎなんて1か月以上引き延ばしたってしょうがないので、いいところですね。仮に1か月間を引き継ぎに使うとしたら、1か月後が最終出社日になります。そこから有給消化日数を足して退職日を決めます。
退職日を決めたら、メールなどで証拠を残しましょう。悪どい会社や上司だと揉めますから。ホントに。
有休消化をとるためのコツ(→必要な理由を示す)
今の会社にとっても、転職先の会社にとっても有休消化は無駄なものです。基本的に休まず働かせたいですから。そのため、有休消化中に何をするのか?と聞かれたときの答えは用意しておこう。「遊びたい」と言ったらどうなるでしょうか?良くは思われないですよね。変にトラブルの元になるだけです。あくまで、必要な理由を示そう。
今の会社に対しては、「引っ越し準備のため」「お世話になった人へのあいさつ回りのため」「次の仕事の勉強のため」などがいいかもしれませんね。
転職先に対しては「引継ぎのため」が無難です。
そもそも有休は労働者の権利なのに、主張したら嫌がられるのは変ですよね。変ですが、権利を主張してばかりでは回らないのが会社です。世の中です。なので、基本的にはお互いの合意の上で退職を進めるのが一番スムーズです。
有休消化含めた日程が決まったら、次は引き継ぎ計画です。
ステップ4:引継ぎ計画を決める
最終出社日までにやることを決めます。
ここが一番大変かもしれないですね。引継ぎしたことある人ならわかると思いますが、どう頑張っても100%の引継ぎはできないです。なので、コツは最終出社日は絶対にずらさないということを、引き継がれる人、上司と話しておくことです。まず期日を決める。仕事はそれまでに終える。引継ぎに限らず、仕事の基本ですよね。
あとは個々の業務に沿って引き継ぎします。
引継ぎ完了の基準は「業務の背景と現状を引き継がれる人に理解してもらう」でいいかなと思います。なぜなら、次にやることが自然と見えてくるからです。
引継ぎ計画を決めたらあとはこなすだけです。
まとめ
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