「人生には無限の可能性はある」というテキトーな格言

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こういう言葉を聞いたことがある。特に子どもが言われるかも。

でも、こんな言葉は雑で、無責任で、無知で、夢見がち。

本記事では、僕の人生観を語ります。共感してもらえたら嬉しいです。

人生には無限の可能性はある、のか?

僕がイーロン・マスク氏のような大金持ちになるかもしれない。藤井4冠を倒す将棋マンになるかもしれない。

未来のことは誰にもわからない。だから、起こりうる。人生には無限の可能性がある!

そういう理屈なんでしょう。

理屈はわかるが、ちょっと雑じゃない?

FF8アーヴァインがこんなこと言っている。

ほら、よく言うだろ~?

人生には無限の可能性があるってさ~

僕はそんなの信じていないんだ

いつだって選べる道は少なかった

時には1本しかなかった

その、少なかった可能性の中から自分で選んだ結果が僕をここまで連れてきた

だからこそ僕はその選んだ道を・・・選ばなくちゃならなかった道を大切にしたい

Final Fantasy 8 アーヴァイン

僕の人生もそうだったと思う。

選べる道があったのは、大学選び、就職、転職、結婚くらいなものだった気がする。実は自分が気が付いていないだけで、他の道もあったのかもしれないけど、自分の性格、能力、生まれ育った環境などを考えたら、そんなに多くはなかっただろう。

何となく天気予報に似ている。

気温、気圧、地形、雲の動きなどの情報を集めていくと、未来の天気がわかる。もちろん、予想外の天気になることはあるけれど、少なくとも明日、真夏日になる可能性はゼロに近い(現在、12月)。逆に、なんの情報もなかったら色んな推測をしたと思う。「悪寒がするから明日は大地震になる」とか考えたかも。この考えは「将来、イーロン・マスク氏みたいになる」と同じくらいテキトーである。

つまり、「人生には無限の可能性はある」なんて言えてしまうのは、ただの無知か、夢見がちな場合に限る。

僕は、どんなときも、できることの範囲で、最善を尽くすことしかできない。その結果、将来、何か大きなことを成し遂げるかもしれない。それまでは、あくまで合理的に、数少ない人生の道を選択していく。