先進国で唯一資源国、オーストラリアへの投資に関する記事です。
親戚に勧めたいオーストラリア株のETFを紹介します。

投資歴は10年。元製造業の設計。投資で資産を着実に殖やしてきました。プロやマニアのような大儲けはできませんが、一般人にふさわしい堅実な投資を心がけています。
ETFの選定の条件
リスク分散のため投資先はETFです。ETFにも種類がありますが、条件はこのとおりです。
- 幅広い銘柄で構成されている(リスク分散のため)
- 資産総額が大きい(売りたいときに売れる流動性確保のため)
- 経費率が小さい(リターンを高めるため)
この条件に合うETFは次のとおりです。
オーストラリアに投資できるETF
[EPP]iシェアーズ MSCI パシフィック(除く日本)ETF
- オーストラリア株が最も多く比率60%。他に香港、シンガポールなどが含まれる。
- 業種別では金融35%が多い。他の業種はそれぞれ12%以下。
- 純資産:USD18億
- 経費率:0.48%
- 配当金:2.28%(2020年12月31日)
- 詳細:ブラックロック公式HP
- 備考:日本の証券会社では、オーストラリア株100%のETFを買えない。そのため、最も比率の高いETFを選んだ。
コメント
幅広い業種が含まれているため、十分な分散投資ができる。このETFには香港株が27%含まれる。このETFを買うことで、香港株および、香港と連動しやすい中国株の比率が高くならないよう注意する(中国や香港のETFを買わないなど)。
オーストラリアに投資する理由
先進国では数少ない資源大国!
先進国では数少ない資源大国。
鉄鉱石、金、天然ガス、石炭などの資源が取れます(wikipedia)。これらの資源価格が上昇すれば、オーストラリアはその恩恵を大きく受けられます。
投資先を分散する上でコモディティは大事。
地域の分散
資産が日本株、アメリカ株に偏っていませんか?
地域の分散はできるだけ広くした方が、リスクを分散できます。
今後の見込みは?
2020年はコロナショックの年でした。
コロナ前からどのくらい回復したかを見てみます。
EPPのチャート

既に株価は回復していて、+5%超えています。
日経225のチャート
一方、日経は+21%です!圧倒的に日経の方がパフォーマンスいいですね!

EPPが出遅れていますが、オーストラリアでは先進国より遅れて金融緩和しています。また、コモディティ価格がいつ急上昇するかわかりません。今後の可能性は有望です。
一方、問題点は情報の少なさです。金融、経済、政治など市場に影響する情報は、国内ならいくらでも取れますよね。しかし、オーストラリアの情報は少ないです。また、情報を追いかける労力が大変です。
そのため、メインではなく、分散投資の一部として、資産の数%程度がいいと考えます。
まとめ
- EPPでオーストラリアに投資ができる
- 地域を分散する目的の投資として適している
- 金融緩和、コモディティ価格上昇のチャンスをものにできる
愚痴:オーストラリア株ETFがなさすぎる
なんでEPPしかないの?
たぶん人気ないからなんだろうな。今後、増えてくると思うので、それまで待ちますか。
EPPでも十分投資できるからね。
以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございます!