縦置き型のタイヤラックをアパートのベランダに設置。
狭い空間だけど、キャスター付きが便利。
本記事では、ベランダ保管の様子、タイヤラックのレビュー、縦置きの是非、について紹介する。車のタイヤ保管場所について検討している人の参考になれば嬉しい。
ベランダ保管の様子

縦置きは見た目スッキリ。ここに日よけカバーをかけて保管している。

地面に直置きしないので、湿気に強い。ベランダなので、雨風や日光が入ってくるが、カバーをかければ守れる。カバーの大きさには余裕があるため、ラックごと被せて、ラックも保護している。
このラックの一番のお気に入りポイントはキャスター付きで、動かせること。
そのメリットは3つある。
- 保管時は端っこに寄せておき、使うときは取り出しやすい位置に動かせる
- 洗濯物に触れそうになっても簡単に動かせる
- キャスターの有無で価格は大して変わらない
かゆいところに届いてくれる。しかも安い。ということだ。逆に、キャスターがついたことによるデメリットは思いつかない。
Amazonや楽天には多くのタイヤラック商品があり、どれを買おうか迷うと思う。参考までに、僕の買ったラックをレビューする。
「タイヤラック」(アップストア製)レビュー(おすすめ度★★★☆☆)
組み立てるとこんな感じになる。パッと見、赤い塗装がきれい。

内容物はこちら。

パイプとキャスターだけでなく、パイプに被せる保護材(黒い筒状のスポンジ)、タイヤ保護カバー(グレー)も付属している。
自分で買い、組み立て、タイヤを置いてみた経験を踏まえて、おすすめ度は星3つ。理由を説明していく。
保管する、移動するという基本機能は十分。また、6,000円という安価。しかし、他人におすすめする上で減点事項あり。
(1)材質はスチール製

塗装されているところは問題ないが、パイプの内側、ねじ穴部分には塗装がされていない。また、剥げているところもある。屋外で長期間保管しても錆がひどくならないか、少し心配である。
かといって、錆に強いステンレス製にしたら高くつくので仕方ない。
(2)ねじ穴サイズ間違ってない?
ねじ固定する部分に注目。ねじ頭と穴サイズが同じくらい。力強く締めると、穴にねじ頭が入っていく。せめてワッシャーを大きくすればいいのに。設計ミスですね。
(3)溶接が雑
そもそも溶接が雑。溶接部が均一になっていないし、関係のないところに溶接のカスがついている。タイヤ4本も載せるのに耐えられるのか?と不安になる。今は大丈夫でも、数年後どうなるだろう?
(4)バリひどすぎ

ここが最大の減点ポイント。
まずは写真を見てほしい。軍手をしていてもケガしそうなバリである。ケガする恐れのある商品はOUT。ウチには小さい子がいるのでツーOUT。
さらに、パイプの中からパラパラと金属片がいっぱい出てくる。
雑すぎません?

【総評】
バリについて、僕は自分で処理できるので良いが、DIYに不慣れな人はケガしかねないので要注意。
設計が甘い、作りも甘いので、不安いっぱい。しかし、安いので全て許す!
総合して、おすすめ度★★★☆☆
次に、そもそも縦置きして大丈夫なのか?という心配について、調べてみた。
縦置きは不適切??

タイヤの保管方法には縦置き(本記事の方法)と横置き(タイヤを倒して置く)がある。
どちらにもメリット・デメリットがあるが、ネットで調べてみると、縦置き否定派が多いようである。その主な理由は「タイヤと地面が接する部分(タイヤラックの場合、パイプ)に、タイヤの重量が集中するため、タイヤが変形しかねない」ということだ。
一方で、横置きの場合、タイヤの側面全体で支えるので負担が少ない。
確かに、理屈は理解できる。
ウチのタイヤ径は16インチで1本20kgほど(ホイール付)。実際に持ってみるとわかるが、まぁまぁ重い。そのため、タイヤにパイプの跡がつくような気もする。
車に付いている状況を考えてみる。車の重量は軽くても1t(=1,000kg)はある。それをタイヤ4本で支えている。1本当たり250kgにもなる。つまり、使用時は、保管時の10倍の重量がかかる。しかも、走行中は路面のデコボコなどにより、負担はさらに大きい。タイヤはその負担に耐えられるようにできている。
これを考えたとき、保管時の負担など大したことないのでは?
これが僕の結論。
正しいかどうかは、5年くらい使ってみないとわからない。