【雪国】スタッドレスタイヤ寿命5年説はホント?

スポンサーリンク

スタッドレスタイヤは使わなくても劣化する。5年経ったら交換すべき!

と、言われてきましたが本当かな?

これを信じるかどうかは、客観的なデータを見てから!

と、いうことで調べてみました。

本記事はこんな人に向けて書きました
  • スタッドレスタイヤの交換時期がわからない人
  • 5年経ったら交換しろ!と言われて困っている人

僕は、10年ほど車通勤し、毎年冬になるとスタッドレスタイヤに履き替えていました。

チェックポイントは2つ

雪や凍った道でのスリップ性能に効くのはこの2つです。

  • 溝の深さ・・・氷とタイヤの間にできる水膜をよける役目
  • ゴムの硬さ・・・柔らかいほど地面と設置面積を多く、滑りにくくなる

溝の深さは走行距離や走り方で変わってきますから、5年交換説とは関係なさそうです。

ということはゴムの硬さに注目ですね。

ゴムが硬くなるとスリップしやすくなる理由

地面は平らに見えて実はデコボコです。雪や氷のある日はなおさらです。

デコボコな地面を走ると設置面積が小さくなって滑りやすくなります(下図)。

これはスケートのようなものです。スケートブーツのブレードは細いですよね。あれば設置面積を減らして、滑りやすくしているのです。硬くなったタイヤはスケートに近くなっていきます。

タイヤが柔らかければ、設置面積を増やすことができ、滑りにくくなります(下図)

ゴムが固くなる原因

これは2つあり、

  • 材料自体が変化してしまうこと
  • ゴムを柔らかくする成分が流れ出てしまうこと

です。これらはただ保管しているだけでも進行していきます。5年限界説はここから来ているようですね。

ちなみに、ゴムは熱や紫外線に弱いそうなので、保管方法も重要です。

ゴムの硬さを確認する方法

「硬度計」なるものがあります。Amazonで検索してみると2,000円~ありました。

新品のスタッドレスの場合、硬度40~50が一般的なようです。これが60を超えると性能が顕著に落ちてくるようです。

どこまでホントかどうかわかりません。硬度とスリップ性能の検証結果についてGoogleやYoutubeで調べたのですが、出てきませんでした。

そのため、参考程度に考えたほうがいいですね。

5年後に硬度60を超えるのか?

硬度60が交換時!が適切だとして、製造から5年後に硬度60を超えるのか!?Youtubeに検証結果がありました。

結果はズバリでした。

「寿命5年説」は本当か?

硬度60のタイヤを履いた車での検証結果がないのですが、ある程度信じられそうです。

一応、硬度60という科学的データがありますし、感覚的にも5年あれば劣化はするのはしっくりきます。

逆に、屋外の紫外線+熱の入る環境で5年間劣化しない材料ってなんですかね?僕は製造業の設計としてプラスチック、ゴム、金属など様々な材料を扱いましたが、劣化しない材料なんてありません。

よくある輪ゴムを外に置いておいたらカピカピになって、引っ張ったらすぐ切れますよね。5年間性能を保持するなんて無理です。タイヤはもう少し耐久性があるとしても、5年というのはきついなという印象です。

本記事の補足

本記事の参考情報をいろいろ調べたのですが、意外と出てきませんでした。その中でも一番参考になったのはメーカー公式HP(下記)です。それでも数値の説明はなかったですけどね。なので、製造業設計としての経験を踏まえた勘がだいぶ含まれています。

スタッドレスタイヤは安全走行のために大事なものなので、交換時期については各自でご判断をお願いします。

参考リンク:ダンロップ公式HP

以上です。

最後まで読んでいただきありがとうございます!