えっ?金融緩和とか、難しいこと言うなって?
難しくないですし、これは投資のチャンスです!
日銀が金融緩和を続けることを決めました(2021/1/21NHKニュース)。この恩恵を受けるには、株を買い、投資する必要があります。
本記事では、金融緩和の簡単な解説と、恩恵を受ける株を紹介します。

投資歴は10年。元製造業の設計。投資で資産を着実に殖やしてきました。プロやマニアのような大儲けはできませんが、一般人にふさわしい堅実な投資を心がけています。
金融緩和とは?
金融緩和とは?
簡単に言うと、お金を増やすことです。
今、日本銀行(日銀)がプリンターのボタンをポチポチして、諭吉君を印刷しまくっています。
目的は、景気対策です。
お金を増やして、配って、みんなに使ってもらえば、景気が良くなる。
バカみたいですけど、そんな作戦なんです。
実際にやっていることと、その影響
2つあります。
- 株を買う
- 国債を買う
株を買う
これも株価のつり上げです。株価が上がると、企業は資金調達しやすくなります。
また、株を持っている人はダイレクトに資産が増えていきます。
企業も個人もお金が増えるから、使いやすくなるというわけです。
国債を買う
目的は、価格のつり上げです。転売屋みたいに買いまくっているのです。理由は、みんなに国債を買ってほしくないからです。株など、別のものにお金を使って、景気を刺激してほしいんですね。
また、政府も国債を発行しやすくなります。
投資家として注目すべきポイント
3つあります。
- 株価上昇
- 銀行の売り上げ減少
- インフレ
株価上昇
株は買われれば価格が上がります。問題はどの株か?
日銀HP(2020/4/30)によると、
- TOPIX:75%
- TOPIX、日経225、JPX日経400:25%
- 年間購入額:3,000億円
だそうです。
簡単に言うと、東証1部の全ての企業が対象ですね。ということは、東証1部の株か、指数に連動するETFや投資信託を買っておけば、恩恵を受けられますね。
おすすめETF
・1475 iシェアーズ・コア TOPIX ETF
・1329 iシェアーズ・コア 日経225 ETF
・1593 MAXIS JPX日経インデックス400上場投信
TOPIX、日経225、JPX日経400から1つずつETFをピックアップしました。基準は経費率です。指数に連動するETFならどの銘柄を買っても、リターンは変わりません。それなら、経費が安い方がいいに決まってます。
おすすめ投資信託
・三菱UFJ国際 – eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)
・三菱UFJ国際 – eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)
・ニッセイ-<購入・換金手数料なし>ニッセイJPX日経400インデックスファンド
こちらもおすすめの理由は経費率です。eMAXISとニッセイはいつも価格競争してますよね。
ちなみに、ETFと投信信託を比べた時、ETFの方が経費率が低いです。
銀行の売り上げ減少
銀行は、国債利回りを売上の一部としています。そのため、国債価格が上がり、利回りが減少すると、売り上げが減少します。つまり、株価が下がりやすくなるということですね。安く銀行株を買うチャンスです。
おすすめETF
・1615 NEXT FUNDS 東証銀行業株価指数連動型上場投信
東証1部すべての銀行株に投資できます。
銀行株全てに投資できる投資信託はありませんでした。
インフレ
日銀がお金を印刷して、ばらまいています。
お金が増えると、物価が上がります。そう、インフレです。
物価が上がると、特に不動産価格が大きく上がり、不動産会社の売り上げに貢献します。つまり、不動産株、REITに注目、ということです。
日本のインフレ率について
現在、日本のインフレ率は0%に近いです。ここまで小さいと経済に悪影響です。これを改善するために、日銀はインフレ率2%を目標として、2013年から金融緩和を続けています。
2021年1月現在、インフレ率は微動だにしません。日銀、完全に失敗しています。
このあたりは、別記事で詳しく書きます。
おすすめETF
・1633 NEXT FUNDS 不動産(TOPIX-17)上場投信
・1343 NEXT FUNDS 東証REIT指数連動型上場投信
TOPIXに含まれる不動産株、REITに投資できます。
蛇足:日銀ETF購入は貧富の格差を拡大させる
株を多く持っているのは富裕層です。
ETF購入はその富裕層を優先的に潤すことになります。
一方で、株を持っていない、持つほどの資金のない人たちには何の影響もありません。しかも、消費税の増税などで苦しくなる一方です。
貧富の格差が広がれば、社会不安につながります。そんな国に住みたくありません。
ぜひ、別の施策も検討してもらいたいです。
まとめ
- 日銀、お金増やしまくり
- 株を買うと、その恩恵を受ける可能性がある
- 銀行株、不動産株に買いのチャンスが来ているかも
以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございます!