スマホの初期不良率はけっこう高い。備えあれば憂いなし。

スマホを買って蓋を開けたときのドキドキ感いいですよね。使い倒したろっ！と意気込みます。

しかし電源が入らない・・・、ということが結構な確率で起きてます。過去に5機種中2機種が初期不良（Xperiaシリーズ）、他に1機種（Zenfoneシリーズ）は2年くらいで故障ですね。確率高すぎ。

もう、くじ引きです。私は当たりを引いてしまっているようです。しかし、スマホなんてそんなものですから、現状を認めて対策するしかありません。

本記事では、当たりの確率と対策について考察します。

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どのくらい壊れるのか

格安sim使っているので、Amazonでスマホを買って、simを差し替える、ということをしています。なので、Amazonのレビューをよく見ていたので、それを利用してどのくらい壊れるかを予測します。適当に3機種選びました。

Samsung Galaxy A9：130件のレビュー

SONY Xperia802SO-WH：81件のレビュー

HUAWEI P30 Lite：895件のレビュー

☆1のレビューには初期不良の話がよく出てきます。ざっと見たところ、どの機種も2%位は初期不良のレビューですね。買った人が必ずレビューするわけではないので、2%という数字にほとんど信憑性はないのですが、私は5分の2（20%）で不良を引いているので、高すぎるという感覚はありません。仮に不良率が2%として話を進めます。

2%って高いの？

かなり高いです。2019年の国内スマホ出荷台数は全部で3,344万台です（出典https://iphone-mania.jp/news-273608/）。この2%にあたるのは約67万台になります。

これだけの数が故障しているというのは、やばいですよね。毎年67万人がスマホの初期不良で困っているわけです（1日あたり1835人、47都道府県で割ると39人です。ありえそうな数字になりました。）。みんな基本的には販売店に駆け込むわけですから、大忙しですよ。人件費を考えれば通信料がバカ高いのも納得です。

壊れる原因は不明

壊れる原因はわかりません。外観でわかるような初期不良が来たらメーカーの検査体制を疑いますけどね。さすがにAmazonのレビューでそういうのは見たことないです。ということは、内部の部品か、ソフトの異常です。

なぜ不良品を出荷してしまうの？

業界は違いますけど、元メカ設計していたから色々と推測します。

まず、なぜ不良品を作ってしまうのか？

モノづくりの難しいところはバラつきです。特に、精密機器は難しくて、ナノ単位で設計した部品を使っていますから、わずかなバラつきで不良になります。しかも、どこが不良か正確にはわからない。そんな中なので、ある程度の不良が出ることを許容して検査する中で不良をはじく、ということをやっているはずです。

とはいえ、数が多すぎます。1個1個電源入れて、アプリ動かして、なんてやっていたら金も時間もかかり過ぎるので、何個か抜き取って検査して、OKだったら他の製品もOKそんなことをやっているんでしょう（抜き取り検査）。（まぁ、無理に検査にお金使っても、スマホの値段が上がってしまいますから、しょうがないです。）

つまり、メーカーは、不良品が検査をすり抜けて、ユーザーに届いてしまうことを承知しているはずです。「不良品がユーザーに届いたら、都度交換対応すればいい」と考えているということです。（必ず良品が届くと思っているのはユーザーだけ）

言い換えると、メーカーが安く作る代わりに、ユーザー自身が検査して、交換対応をキャリアが請け負う、そういう構図です。